名物の釜飯が人気! 通いやすい割烹料理店

一華

「一華」外観
「一華」外観

世界遺産「二条城」の東側、京都市内を東西に通る「押小路通り」はかつて城下町の主要道路として、有力者の屋敷が立ち並び、京都らしい風情を誇っていた。今はその名残をとどめながら、行き交う人が少ない閑静な通りとなっている。そのような歴史と今が混ざり合う「押小路通り」に、まるで隠れ家のような割烹料理店「一華」がある。店のコンセプトは“普段着割烹”。「京都の割烹」と聞けば格式が高く、一見さんお断りといったイメージがあるが、「一華」は肩ひじ張らずに日常づかいとして通うことができる割烹料理店だ。

名物の釜飯
名物の釜飯

京料理も堪能できる
京料理も堪能できる

店主の河岸優生さんは祇園にある割烹料理の名店「割烹・京料理 竹きし」で修行し、2015(平成27)年に「一華」をオープンさせた。「繁華街から少し離れた落ち着いたところで、ゆったりと日々の疲れを癒してほしい」との思いでこの場所を選んだそう。「割烹・京料理 竹きし」の名物が「釜めし」であることから、「一華」の名物もやはりその技術を受け継いだ「釜めし」なのだ。

釜飯は注文が入ってから一人前ずつ丁寧に炊き上げるというこだわり。「五目」や「鳥とキノコ」とった定番の他に、季節ものを3種類用意している。季節ものとして、春は「白魚」、夏は「鮎」、秋は「松茸」など、旬な食材を駆使した釜飯を用意。「海鮮バター」「パエリア風」といった一風変わった洋風釜飯もある。お米は「新潟県糸魚川産コシヒカリ」を使用している。

夏は鮎をいただける
夏は鮎をいただける

旬な食材を使ったアラカルト
旬な食材を使ったアラカルト

釜飯が炊き上がるまでは、アラカルトで舌鼓。「食を通じて季節を感じてもらいたい」と旬の食材にこだわったさまざまなアラカルトを提供している。「生麩の田楽」や「京地鶏の塩焼き」、「鴨ロース」といった京料理のメニューも豊富だ。一品一品、どれも愛情をかけたこだわりでとてもおいしい。

人気の小芋のから揚げ
人気の小芋のから揚げ

お酒が進むメニューも豊富
お酒が進むメニューも豊富

さらに日本酒、焼酎、ワインなど各地の名酒を取り揃えており、お酒好きにもたまらない。ついついお酒が進んでしまう。そして待ちに待った釜飯で締める。

ランチは、釜飯が選べるコース一種のみ。小鉢・造り・天ぷら・釜飯(全10種定番7種+季節3種)から1種)・漬物・赤出汁・デザートがついている。

店主との会話も自然と弾むカウンター席
店主との会話も自然と弾むカウンター席

さりげなくたなびく暖簾が目印
さりげなくたなびく暖簾が目印

店内は、木目調をベースとした品のある落ち着いた空間となっている。席はカウンター席のみで計7席。店主の包丁さばき、調理手法を眺めながら、料理を待つことができる。気さくな主人との会話を楽しみながら、おいしい料理と素敵な雰囲気を堪能できる。席数が限られているので、ぜひ予約して訪れたい。

一華
所在地:京都府京都市中京区押小路油小路西入る二条油小路町264-1 
電話番号:075-754-8827
営業時間:12:00~14:00(L.O.14:00)/17:00~21:00(L.O.21:00)
定休日:日曜日、不定休
https://nijo-ichihana.com/

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