DINING＋CAFE＆BAR 閏

西洞院通御池の交差点から北へ少し歩いた場所にひときわおしゃれなダイニングがある。築100年の京町家を活かしたモダンでスタイリッシュな空間で、本格イタリアンが味わえる『DINING＋CAFE＆BAR 閏（うるう）』だ。ワイングラスの棚や階段の壁など、どこかイタリアを感じさせるおしゃれな造りになっている。1階は15席のテーブル席、2階は大きな梁が見える広い空間となっており、30席の用意がある。2階は結婚式の2次会やパーティーなどに利用されることも多いそうだ。

料理を提供するのは2019年から料理長に就任した原田和泉（はらだ いづみ）さん。イタリア料理界の重鎮であり、鍛冶屋町にあるイタリア郷土料理の名店「RISTORANTE美郷（みさと）」の料理長を務める毛利亮（もうり りょう）氏の元で修行したという。「イタリアのおいしさや魅力を、料理を通して伝えられたら」とおもてなしの心を大切に、こだわりの料理を提供している。

「閏」の人気メニューは自家製の「生パスタ」と本場ナポリの”揚げ生地”ピッツァ「モンタナーラ」だ。生パスタはイタリアから購入したパスタマシーンを使った完全オリジナル。通常のスパゲッティ、楕円形のリングイネ、短くアレンジしやすいショートパスタ、平打ちのタリアテッレなど、太さや形をソースに合わせて作り分けるというこだわりだ。厳選した2種類の小麦粉に卵、水を独自の配分で練り上げることで、モチモチとした食感となっている。人気メニューは「カルボナーラ」だそうだ。そのほか、旬な食材を使用した季節ものも人気だという。

“揚げ生地”ピッツァは一度、油で揚げたのちに焼き上げることで外はサクサク、中はもっちりで絶妙な食感だ。通常のピザよりも軽くいただけるので、やみつきになる客が続出している。定番の「マルゲリータ」や「カプリチョーザ」の他に、チーズとアンチョビの相性がいい「アッチューゲ」や4種類のチーズを駆使した「クアトロ」などもある。

アラカルトのメニューも豊富に用意されている。どれにしようか悩むのであれば、同店の魅力が詰まった「前菜盛り合わせ」がおすすめ。どれもリーズナブルでとても注文しやすい。

同店はコスパが良いことから記念日はもちろん、日常づかいとしても適している。「カジュアルに本格的なイタリアンを楽しめる」まさにそんな料理店なのだ。近くに住んでいるなら、気軽に立ち寄れる“行きつけ店”になりそうだ。

DINING＋CAFE＆BAR 閏
所在地：京都府京都市中京区西洞院通御池上ル押西洞院町610 
電話番号：075-211-0724
営業時間：11:30～14:30（L.O.14:00）、17:30～23:00（L.O.22:00）
定休日：木曜日(月に2日不定休)
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