伝統受け継ぐ京洋食と現代のフレンチを自在に楽しむ

開晴亭北山本店

豊かな街路樹が立ち並ぶ大通り、北山通り。その通り沿いに建つ、あるビルの横に、石畳が奥へと続いている空間がある。誘われるままにその石畳を奥へと進んでいくと、上品にしつらわれた空間が広がる。ここが「開晴亭北山本店」だ。

「開晴亭北山本店」が創業したのは1910（明治43）年のこと。店名には、「晴と褻」の「晴」である非日常を、より素晴らしいものになる、つまり「開くように」との想いが込められているという。創業100年を優に超えた今もなお、「晴をつくる」、そんなお店を目指している。

コースは、好みのお料理を選ぶことのできるプリフィクススタイルが基本。軽くつまむアミューズブーシェが出された後、季節のオードブル、月替わりのスープ、好みの季節のメインディッシュ、そして、一口カレーライス、パン、デザート、コーヒーまで、トータルに楽しむことができる。子どもが食べる際や、懐かしい味ながらも品よく仕上げた一品をいただきたいようなときは、メインディッシュをハンバーグやコロッケなどの選べる洋食に変えたコースもおすすめだ。

ランチの選択肢も幅広い。前菜などは省き、メイン料理や洋食メニューにパンとコーヒーの付いた気軽に食べられるベーシックなコースが用意されている。一方でもちろん、のんびりとランチを楽しみたい、ディナーと同様に昼からフルコースを楽しみたいという要望にも応えてくれるのでシーンに合わせて相談しよう。どんなシチュエーションでも温かく見守るように訪れる客の願いをかなえてくれるのが、「開晴亭」の魅力と言えるだろう。