わずか7席のコーヒーを楽しむ空間

Story coffee and espresso(ストーリーコーヒーアンドエスプレッソ)

京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅から徒歩約13分のところに、普通の住居だったお店をリノベーションして2022(令和4)年3月に開店したコーヒーのお店「Story coffee and espresso」がある。近くに「京都御所」、そしてゲストハウスが多いこともあり、海外からのお客様も多く訪れるこのお店。Googleのコメント欄には英語の書き込みも多く、それを見た旅行客が一人、また一人と来店してくれるのがとてもうれしいとオーナーの永岡麻希さんは話す。

住宅街にぽつんと現れるコーヒーとエスプレッソの店。朝はモーニングも提供している
住宅街にぽつんと現れるコーヒーとエスプレッソの店。朝はモーニングも提供している

扱っているコーヒー豆は、すべてシングルオリジン(単一品種)のスペシャルティコーヒー。自分の店を始めるなら自家焙煎しようと思っていた永岡さんが、東京都渋谷区にある「THE ROASTERY by NOZY COFFEE」の豆に惚れ込み、世界中の農家から仕入れた豆をそれぞれの個性に合わせて焙煎したものを仕入れている。

コーヒーの香り漂う店内。3種類のコーヒー豆の特徴を教えてもらって注文しよう
コーヒーの香り漂う店内。3種類のコーヒー豆の特徴を教えてもらって注文しよう

永岡さんが目指しているのは「好きなコーヒーとの出会い」。何にしようか迷っているお客様には、普段飲んでいるコーヒーや好きな味などを聞きながら、豆をお勧めする。酸味が苦手というお客様には良質な酸味を味わっていただきたいと、あえて酸味にフォーカスしたレシピを考えることもあるそう。豆の味をダイレクトに味わえるプレンチプレスで淹れてもらえるのも特別感がある。

オーナーの永岡麻希さん。幼稚園教諭だった頃、旅先でコーヒーに出会い、人生が変わった
オーナーの永岡麻希さん。幼稚園教諭だった頃、旅先でコーヒーに出会い、人生が変わった

また、インスタグラムの【TODAY’S ESPRESSO】には、豆の量がお湯の温度などのレシピを掲載し、「同じ豆でも二度と同じレシピはない」ということを発信している。コーヒー豆の状態は刻々と変化するので、2時間ごとにテイスティングし、レシピを調整して入れるエスプレッソもぜひ試してほしい。

ペアリングで楽しむお菓子も提案。チョコレートプリンがコーヒーの明るめの酸によく合う
ペアリングで楽しむお菓子も提案。チョコレートプリンがコーヒーの明るめの酸によく合う

コーヒーには、豆のカードが添えられているので、常連さんはファイリングして、次のコーヒー豆選びの参考にされるとか。「同じ豆がなくても、酸の質が似ているもの、甘さの印象が近いものなどをお出しできます」。話をすればするほど、コーヒーの楽しみ方を教えてもらえるお店だと実感できる。また、提供するコーヒー豆が決まってから、それに合わせたお菓子を準備するので、いつ訪れても違うコーヒー豆やお菓子をいただけるというのも面白い。

お散歩の途中や京都御所や清明神社などの観光名所を訪れる途中なら、テイクアウトがおすすめ。
お散歩の途中や京都御所や清明神社などの観光名所を訪れる途中なら、テイクアウトがおすすめ。

今後は、さまざまなテーマのワークショップなども開催する予定。コーヒーとの新しい出会いを求めて足を運んでみては?

Story coffee and espresso(ストーリーコーヒーアンドエスプレッソ)
所在地:京都府京都市上京区甲斐守町120-5 
電話番号:075-468-1414
営業時間:10:00~17:00
定休日:水・木曜日
https://www.facebook.com/p/Story-coffee-..

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