一条戻橋から歩いてすぐの古民家イタリアン

小松 CUCINA ITALIANA(コマツ クッチーナイタリアーナ)

小松 CUCINA ITALIANA
小松 CUCINA ITALIANA

京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅から徒歩約9分、京都の街中としてはめずらしいほど広い一条通にある「小松 CUCINA ITALIANA」。お店のある場所は、オーナーシェフ・石田晋司さんのおばあ様の住まい兼料理店だったところ。おばあ様が亡くなって空き家になっていた古民家をリノベーションしてお店を開いたのは、「子どもの頃からよく遊びに行っていた思い出のある建物や、祖母が受け継いできた小松の姓を残したかった」という思いもあったそう。

修業時代は西洋料理全般に興味があり、フランスへ渡ったこともあると話すオーナシェフの石田さん
修業時代は西洋料理全般に興味があり、フランスへ渡ったこともあると話すオーナシェフの石田さん

通りに面した部分は全面ガラス張りの町家は、当時の面影を残しつつ、シンプルスタイリッシュなオープンキッチンスタイルの店となり、昼夜ともに1つのコースのみを提供している。

「イタリアンはシンプルな料理。素材の味を生かし、それをいかにレストランの料理にするか。日本で手に入る食材をイタリア人ならどう料理するか」と考え、いつもメニューを考えているという石田さん。日本各地からその時期に一番おいしい食材を取り寄せることをモットーとし、今食べたい旬の食材を厳選したうえで、食材の持つ香りや味を最大限に引き出した料理を提供している。

瓜(うり)科のお野菜と小鮎のコンフィ
瓜(うり)科のお野菜と小鮎のコンフィ

春ならたけのこや菜の花、アスパラガス、夏はあゆやはも、うなぎなど、日本人ならその時期に食べたいと思うだろうという食材は、必ず使用しているという。

ハモとうすいエンド豆とボッタルガ入りのパスタ
ハモとうすいエンド豆とボッタルガ入りのパスタ

レーニアチェリーとパンナコッタのドルチェ
レーニアチェリーとパンナコッタのドルチェ

1階のカウンター席からは、シェフが調理している様子がよく見える。「自分の料理が出来上がっていくさまを見ることも楽しんでいただきたい」という思いから、こういったレイアウトを選んだ石田さん。最初に訪れたときに、小松の味に魅了され、2度、3度と足を運ぶリピーターも多い。小松では、1人での来店も受け付けている。実は、コース料理を提供するお店で一人で予約できる店は少ないという。お席がそれほど多くないので予約は取りにくいが、ぜひ一度訪れてほしいお店だ。

町家の雰囲気がそのまま残るお店。夜になると大きな窓からこぼれる明かりが美しい
町家の雰囲気がそのまま残るお店。夜になると大きな窓からこぼれる明かりが美しい

小松 CUCINA ITALIANA(コマツ クッチーナイタリアーナ)
所在地:京都府京都市上京区油小路通一条上ル元百万遍町557 
電話番号:075-285-3696
営業時間:入店時間/11:30~12:30(15:00閉店)、入店時間/18:00~20:00(23:30閉店)※夜は事前予約のみ
定休日:月曜日
https://komatsu-italian.com/

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