日本最大級のアーケード商店街

京都三条会商店街

JR「二条」駅から徒歩5分、「千本三条」交差点から「堀川通」まで約800m続く日本最大級のアーケード商店街。“365日晴れの街”のキャッチコピー通り、天候を気にせずにショッピングやグルメを満喫できる。その始まりは1914（大正3）年、油小路～大宮間の72店舗で発足し、100年以上の歴史を持つ。当時は京都の中心地であった室町付近から三条大宮にかけて民家が立ち並び、このエリアに暮らす人々の生活を支える商店街として栄えた。当時は三条大宮より西には田園風景が広がり、夜には嵐山や太秦の灯が見えるほどであったという。農作物を運ぶ人や馬車、人力車など通行が多くなるのに伴って、徐々に賑わい街道街として発展した。

商店街周辺には「二条城」や「神泉苑」、「二条陣屋」、「武信稲荷神社」など観光名所も点在しており、地元住民のみならず利用客の幅は広い。商店街の中には祇園祭発祥の「八坂神社又旅社」もあり、散策ルートとしても人気がある。

商店街にはグルメやファッション、美容院に日用雑貨を扱うお店など、180を超える商店が軒を連ねている。毎月3のつく日は「三条会の日」と称し、3にちなんだお得な商品の販売や限定セールをおこなっている。商店街のちょうど中間地点には「三条大宮公園」がある。過去にはこの公園で人工の雪を降らせる雪祭りや移動動物園の招致、日本各地のクラフトビールを集めた地ビール祭りなど商店街を上げた大きなイベントも開催している。